先祖代々の土地が…他家へ渡ってしまった!
2019年07月31日
こんにちは!
今日はちょっと衝撃的なタイトルですが…、実際にあったお話です
家族構成は夫・妻のみ(子供がいない)。
財産は夫が所有していた先祖代々の土地家屋と現預金。
相談者は夫の弟。
数年前に夫がお亡くなりました。夫には弟がいましたが、遠方であったことなどから夫の財産はすべて妻が相続しました。ここまではよくある話ですが…、問題はこの妻が夫の後を追うように程なくしてお亡くなられた時に問題がおきてしまいました。
妻は夫の先祖代々の土地家屋を相続しましたが、子供のいないご夫婦でしたので、妻が亡くなった時点での妻の相続人は妻の兄弟姉妹でした。
妻が夫から相続した先祖代々の土地は妻の兄弟姉妹が相続することになってしまったのです。
こうなるまで、夫の弟は土地が他家に行くとは考えておらず、この時点で夫の弟から当センターに相談に来られましたが時すでに遅し…となってしまいました。
このように先祖代々受け継いだ土地があり、子供のいないご夫婦の相続は気を付けなければなりません。
あらかじめ遺言を書く等の生前対策もしくは相続手続き時にご相談をしていただければ、他家に先祖代々の土地が行くことは防げたのですが、大変残念な事例でした。
当センターのセミナーでもよくお話をさせていただきますが、生前の対策が本当に重要です。
もしこのような事例に当てはまりそうな方はお早めに当センターなど専門家にご相談下さいね。