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うちの子達は仲がいいから揉めないわ・・・、で争族となったケース

こんにちは!

当センターでよくある事例のご紹介をしています。

ぜひ読んでいただき、このようなことにならないよう生前対策をしっかりしていきましょう!

 

では本題です。

当センターでセミナーを開催すると、7割くらいの方が「うちの子供達は仲がいいから相続で揉めることはないわ!」とおっしゃられます。

しかし…親が亡くなった後、少しの財産をめぐって相続が「争族」になってしまうご家庭が本当に多いのです。

 

つい先日のご相談は、相続人は姉と妹だけで財産は両親が残した土地家屋だけ、のケースのご相談でした。

 

相談者は親と同居していた妹さんです。

 

お父様はすでに亡くなられており今回、お母様が亡くなられました。

相続人は、東京で一人暮らしをしている姉と、両親と同居し介護をしてきた妹の二人でした。

 

妹は両親と同居して介護もしてきたため、両親が亡くなった後、当然自分の住んでいる土地家屋は自分が相続できると思っていたのですが、東京で一人暮らしをしていた姉が、自分にも相続権はあると法定相続分を主張してきたため、仲が良かった姉妹が相続争いをすることとなってしまいました

 

姉としては、このまま独身でいれば自分の将来も多少不安で、もらえるものはもらいたい、妹は同居して介護もしたけれど、その分金銭的な援助は妹にも沢山あったはず。両親の残した土地家屋は地方都市とはいえ駅前で財産価値が高かったため、実際にその財産の評価額を聞いてしまうと「妹だけずるい!」と感じてしまうのも無理はないでしょう。

 

結局、妹は土地家屋を売ってその売却代金を姉と分割することになりました。この後、この相続をきっかけにこの姉妹は疎遠になってしまいました。

事前にご相談いただいていたら、このような争族になることがないようにアドバイスさせていただくことができたのですが…。ご両親は「姉妹は仲がいいから相続で揉めることはない、すべて妹が相続することに姉も同意してくれるはず。」と思っていたかもしれません。しかし似たような事例は本当にたくさんあるのです。

「うちは大丈夫!」と聞くたびに私たちは心配になってしまうのです…。

 

今、たくさんの遺言作成のご依頼をいただいていますが、皆さん作成が終わられると「これで安心できるわ!」と笑顔でおっしゃいます。私たちも作成が一つ終わる度、ご本人様及びそのご家族様が円満に相続できるお手伝いができたかな、と少しほっとします。

 

何か相続で気になることがあればお気軽にご相談を!